世界谷物生产燃料.ppt
世界の穀物生産とバイオ燃料,,アメリカの世界一のとうもろこし迷路畑,,世界的にトウモロコシの需要が増大している。その原因として近年急増しているバイオエタノール向けトウモロコシ需要である。米国エネルギー政策の転換によって21世紀に入りトウモロコシエタノールの生産は急増しました。それによって主要穀物にどのような影響を与えるかについて検討する。,バイオエタノールとは,サトウキビやトウモロコシなどのバイオマスを発酵させ,蒸留して生産されるエタノールを指す.一般には車などの燃料としての利用を意識した用語である。,バイオエタノールが期待されている理由,再生可能な生物資源から生産されているために持続可能なエネルギーであること.,燃焼しても地表の循環炭素量を増やさないこと.,しかし、食料との競合といった問題点も指摘されている。,主要穀物の生産量について,世界の主要穀物4種の生産量の変化,かつては生産量一位だった小麦だが、1994年以降コーンが徐々に生産量を上げ、現在では小麦をかなり上回っている。,主要生産国の穀物生産量,アメリカ、中国、インドなどが上位におり、特にアメリカにおけるコーンの生産量は、世界全体の約四割を占めるほどである。,アメリカのとうもろこし生産量、バイオエタノール生産量,1000t,万KL,アメリカでは、近年のバイオ燃料開発によって、飼料用などのとうもろこしまでもがバイオエタノール用に転用されている。,米国のトウモロコシ生産量は世界の約4割を占めるが、そのうちの2割以上がエタノールという新需要に,,,大豆・小麦などの主要穀物の生産者が減少,,大豆・小麦農家,,とうもろこし農家へ,,とうもろこし価格高騰,,穀物の価格高騰,穀物などの国際価格の推移,,06年半から急騰,在庫量+生産量+輸入量-消費量-廃棄量≒輸出可能量,になる。もちろん在庫を空にするわけにはいかないので、実際には在庫量をある程度維持した上で輸出可能な量が計算されることになる。,価格変動について,・原油価格高騰を背景としたバイオ燃料需要の拡大に伴い、バイオ燃料用の作物へ転作が起こっている,・世界的なバイオ燃料の原料としての穀物等の需要増大,,大豆・小麦は生産量の減少,とうもろこしは消費量の増加,ここ数年の間で確かに消費量は増加し、需給の関係の上では価格が上昇する要因になりうるということが確認できた。しかしこの上昇率は近い将来における不足を予見した上での先回り的な買い付けによる価格上昇が主要因かもしれない。,とうもろこし輸出量と在庫量,上のグラフを見ると、・ブラジルが非常に健闘している在庫量の増加、輸出量は少しずつ増えている・アメリカは在庫量が急減している,・グラフにはないが生産量第2位だが中国のトウモロコシ輸出は急減しつつあり,その輸出量は03年の1,639万トンから06年の310万トンへと大幅に減少している。,各国におけるバイオ燃料の動向,図アメリカのトウモロコシ畑,アメリカの現状,・米国トウモロコシ輸出の生産量に占める割合は今後15年度までの10年間は17.8~19.4%とほぼ同じ水準で推移すると予測されている。・トウモロコシの生産量は横ばいであるため主に家畜の飼料が減らされ2007年から2008年の間で14も減少しています。・今後もさらにバイオエネルギーに使用されるウモロコシの割合は増えていくと考えられており価格の上昇が懸念されています。,中国の現状,80年代まで,主食であったトウモロコシは,80年代半ばから飼料穀物となり,90年代半ばからアルコールやスターチ等工業原料としての利用が加わり,さらに近年では燃料エタノールの原料にもなった。トウモロコシの生産は今後も増加するが,その増加率は需要の伸びに追いつかず数十年後には中国は輸入国化していく可能性が高い。,日本の現状,日本は小麦の56トウモロコシは90をアメリカから輸入しているため価格変動の影響を受けやすい。日本国内で消費されるトウモロコシの内75は家畜の飼料に使われているためトウモロコシの価格が上昇すると肉類の価格が上昇する恐れがある。日本でバイオエタノールは試験的に少量生産されるにとどまりアメリカ,ブラジル,EUに大きな差をつけられているのが現状である。,各国の動向と将来,各国でバイオエネルギーが急増した理由として考えれることは石油・ガソリンの代替燃料,地球温暖化対策,それにともなう様々な補助金などが理由である。今後世界中でバイオエネルギーは増加するがそれと同時に食料とエネルギーで競争が起こると思わる。それによる食料価格の高騰に対して各国は太陽光発電などの再生エネルギー,廃棄物を利用したバイオマス燃料の開発などの対策を取っている。日本も多くの食料を輸入しているため速やかな対策が必要である。,参考文献,農林水産省食料需給インフォメーションhttp//www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html九州大学農学部、農政学教室http//worldfood.apionet.or.jp/,